
フランチャイズ契約とは?メリットや注意点は?
ひと昔前から、比較的簡単にオーナーになれる方法としてフランチャイズが流行しましたね。
最たるもので言えば、コンビニやラーメン屋さんなどがあるでしょう。
それを同時に、フランチャイズ契約に関するトラブルや詐欺も増加しました。
ではまずフランチャイズとは何でしょうか。
□フランチャイズ契約とは
本部に加盟するような形で、オーナーとして自分のお店を開くことができる制度ですね。
加盟とはどういう意味でしょうか。
これは、直営店と加盟店を比較すると分かりやすいです。
例えば、コンビニを例にしましょう。
まず、コンビニは運営会社があります。そしてその会社が地域に自分のお店を出しています。そこで働いている人は当然運営会社の社員であり、いわゆる店長です。
しかし、加盟店は、そのコンビニのブランドに加盟しているだけで、お店は運営会社のものではなく、開いた社長のものです。ですから働いているのも社員や店長ではなく、そのお店の社長や、社長が雇ったバイトなどになります。
ただ、実際には本部はブランドイメージや売上を守るために、加盟店に厳しいルールや制約を設けています。
ですから基本的には加盟店は本部の言うことややり方に反対ができません。
言ってしまえばなんちゃって社長という感じでしょうか。
そして、フランチャイズの特徴として、加盟金とロイヤルティーがあります。
加盟金は、加盟する際に払い金額で、かなり大きな出費です。
ロイヤルティーは月々に払うお金です。
□フランチャイズ契約の注意点
次は注意点に移りたいと思います。
フランチャイズの契約書において特に確認が必要な部分をまとめました。
1、本部に支払うお金について
2、契約期間及び契約更新について
3、違約金条項について
4、競業避止義務について
本部に支払うお金については、前項でも簡単に触れました。
主に、加盟金とロイヤリティーがありますね。
フランチャイズの詐欺などで問題になるのはこの加盟金の部分です。
加盟金は、契約を結び、加盟した時に払う、前金のようなものです。
中にはこの前金を集めるだけ集めて、実際にはまったく話が進まないというケースもあります。
加盟金が額が安すぎないか、もしくは高額すぎないか、フランチャイズのシステム自体現実的なものか、しっかりと判断する必要があります。
ロイヤリティーに関しては、売上の何%という取り決めか、固定での支払いも多いです。
パーセンテージで見ると、実感が沸きませんが、事業計画と照らし合わせて妥当かを判断してください。
また、固定の場合は、こちらが赤字でも関係ありません。
実際に、このロイヤリティーを払うのがかなり厳しいという声が多いです。
そして一般的にフランチャイズ契約には、契約期間や違約金条項が書かれています。
つまり、中途解約や違約には、お金が発生するのです。
これは契約期間が長いほどリスクが高まります。
最後に、競業避止義務も確認しましょう。
競業避止とは、同業のお店はやっちゃダメよということです。
ですからフランチャイズで勉強して、その後に自分のお店をオープンさせるんだ!と思っても、この競業避止に規定されてしまうと、同じような商売がすぐに出来ない可能性もあります。
フランチャイズ契約の性質としては、継続的な契約と位置付けられています。
つまり、契約の期間中、契約内容がずっと継続するということです。
途中での変更はできません。しっかりと吟味することが重要です。
次の項では、簡単に、フランチャイズのメリットをお話しします。
□フランチャイズ本部側のメリット
加盟店とは言え、はたから見れば直営店と変わりません。
なので、お店が増えれば増えるほど、信用度とブランドが広がります。
また、お店が増えることで、大量に仕入れる代わりに値段を安くできたり、流通の手間やコストを減らすことができます。
デメリットとしては、やはり直営店ではない以上、全てを管理することができないことと、加盟店が問題を起こしても、本部が白い目で見られるということです。
マイナスのブランドイメージがつく可能性もある訳です。
□フランチャイズ加盟店のメリット
やはり、ブランドイメージを利用して商売ができるところでしょう。
しかも、研修や管理も厚く行ってくれるので、大きな失敗や方向性で迷ったりしません。
また、ブランドがあるということは、広告宣伝をしなくとも認知されているという強みもあります。
そのほかには、本部のルールから外れなければ、基本的には社長として自由に時間を使えます。
デメリットはルールの厳しさとお金の部分でしょう。
お客様の声
