
金銭消費貸借書(借用書)とは?メリットは?
人間関係がギクシャクしてしまうトラブルと言えば、やはり金銭の問題になるでしょう。
問題になる前に契約書を作っておくべきだと分かっていても、情や顔見知りの安心感からついついそのままお金を貸してしまうということは非常に多いと思います。
本来であればこの金銭貸借契約書というものを作成しておく方が無難なのです。
そこでここでは金銭貸借契約書とはなんなのか、どのようなメリットがあるのかを解説して行きたいと思います。
□金銭貸借契約書とは何?
その名前の通り、お金の貸し借りに対する契約です。
敢えてイメージしやすく言えば、借用書と考えていいでしょう。
お金の貸し借りがあると『信用してない訳じゃないけど、一筆くれよ』なんていうセリフがあったりしますが、それは借用書を書いてくれよということですね。
厳密に言えば、借用書はお金以外のものでも書くことができます。
ゴルフクラブや自転車などでも可能ということです。
そして、貸した側がその契約書を持っていればいいとされています。
一方、金銭貸借契約書は基本的には金銭に関する契約であり、貸した側借りた側の両人がそれぞれ契約書を持つような違いがあります。
□金銭貸借契約書のメリット
金銭貸借契約書は大きく3つのメリットがあります。
それぞれ紹介していきます。
□メリット1
トラブルが起きて裁判になった時に、証拠になるので、言い逃れができない。
□メリット2
利息などの取り決めができる。
□メリット3
連帯保証人を設定できる。
いかがでしょうか。
逆に考えれば、ただの口約束でお金を貸した場合、言い逃れされてしまったり、利息がないが故にいつまでも返してくれなかったり。
本人にお金がなかったり行方をくらましてしまった時にお金が返ってこないリスクがあるということになります。
特にメリット3の連帯保証人は強力です。
ドラマなどでも連帯保証人になったが為にお金を肩代わりしているシーンがよくでてきますね。
この連帯保証も契約書があってこそ効力を発揮するのです。
親子や親戚、友人などであればまだ低リスクでしょうが、ほとんど他人だったり、あまり信用できない人物にそれなりのお金を借りる際には検討すべきでしょう。
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