
覚書とは?覚書のメリットは?
一般的な意味で覚書と言えば、備忘録のようなイメージを持つ方もいるかも知れません。
しかし、契約書の作成という観点から見れば、また違った意味合いになります。
□覚書とは?
まず正しく覚書を作成しようとすれば、署名や印鑑も必要になります。
また、もちろん法的にも有効です。
ですから、忘れない記録という使い方ではなく、契約書の一部と言った具合なのです。
よく勘違いされやすいのですが、契約書が一番重要度が高く、その次に覚書、そして簡単なものとして念書があるという捉え方をなさる方もいらっしゃいますが、厳密には間違いです。
覚書も念書も、内容によっては契約書と同じくらいの効力を持つ書類でもあります。
□覚書のメリット
とは言え、契約書の付随書類のように覚書が使われることも事実です。
もちろんこの使い方自体は何の問題もありません。
覚書の内容としては、契約書で決め切らなかったイレギュラーな事柄や、協議の上で出てきた事項を、記載するということが大切になってきます。
具体的なメリットは下記です。
メリット1
内容が証拠としての力を持ちます。
メリット2
特約や変則的な事項に対応できます。
メリット3
契約書のフォーマットが変えれない場合などに便利です。
このようなメリットがあります。
しかし、逆に言えば、軽い気持ちでOKをした覚書が、自分の首を絞める場合もあるということです。
あくまでも契約書の一部ということをしっかりと認識した上で、取引の実情にあった覚書を作成しましょう。
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